本文へスキップ

新しい視点でグローバル人をバックアップする リーガル翻訳事務所

公証notary

認定翻訳者による公証付き翻訳

Certified translationは字義的には「認証翻訳」つまりプロの翻訳者の認証付きの翻訳書類という意味になります。しかしながら、外国の書類審査機関が公開している書類のチェックリストを読むと多くの場合、文脈から「公証翻訳」の意味で使われていることが分かります。 この要求を満たす英訳書類の作成方法を以下に分類してみました。ご参考まで。
  • 日本語から英語への翻訳資格を保有する政府認定翻訳者の翻訳証明書を付ける。
    (英訳の真実性を公証するもの。)
  • 宣誓書を作成し、誓約者が領事や公証人の面前で誓約署名した事実を公証していただき誓約者の認証に信憑性を付与する。(英訳の真実性についてはなんら公証するものではありません。)
  • 上記を組み合わせ英訳の真実性を公証し、誓約者の認証に信憑性を付与する。
  • 公証の基盤となるのは、翻訳証明書の翻訳者の署名押印です。公証人は、翻訳者協会所属認定翻訳者の署名押印を認証し、外務大臣は、法務局所属公証人の署名押印を認証するかたちとなります。
  • Certified copyとは?

    Certified copyは字義的には「認証謄本」です。つまり公証役場や大使館の認証付きの書類のコピーのことです。書類のオリジナルを公証役場や大使館に持参してコピーを撮ってもらい、原本と相違ないことを証明してもらうことができます。ではどのような場合にCertified copyが必要になるでしょうか?公式翻訳の認証方法は、翻訳証明書や宣誓書のカバーレターを付けて認証しますが、加えて原文(日本語のオリジナル)を英訳に添付するのが一般的な方法です。ところが原本を添付することが出来ない場合、代わりに原本と同等の効力を有するCertified copyを添付することになります。例えばカナダの臨床医学試験MCCEE受験用の医学部の卒業証書・学位記、医師免許証の公証翻訳があります。MCCの翻訳ガイドラインの要求事項の一つに、(これはアメリカ医師国家試験USMLE受験用の卒業証書・学位記の翻訳の場合と異なる点ですが、)翻訳者が本物の日本語の書類から翻訳するように指示されています。したがって、リーガルトランスレーション栄古堂では、翻訳者の宣誓書の文言の中に翻訳者が原本をじかに見て翻訳した旨の説明を加えております。その宣誓書の記述内容を完璧にサポートする目的で、英訳に添付する日本語の医学部の卒業証書・学位記や医師免許証、若しくは専門医認定証のコピーにカナダ大使館の認証を取得する訳です。 この様にCertified copyを用いることにより英訳をMCCの要求に完全に適合するハンドメイドのアートな翻訳に仕上げることができるのです。

  • パスポートの写真のページ、外国の大学などの英文の卒業証書や免許証等もCertified copyを得てオリジナルの代わりに用いることがあります。 公証役場ではパスポートのCertified Copyを作ることができませんので、当方にてパスポートの記載内容に関する宣誓書やパスポートコピーを添付した宣誓書を作成してから公証役場の認証を取得致します。
  • 市役所、区役所などで入手する戸籍謄本や住民票などは、コピーを撮ると「複製」、「コピー」や「COPY」の文字が背景に現れます。コピーを撮る前の戸籍謄本や住民票は、一見原本のように見えますが本当は、オリジナルではなくてCertified copyです。ですが、お客様に説明する時にリーガルトランスレーション栄古堂では、 PDF等と区別する為、分かりやすく「原本」又は、「書類のオリジナル」と述べることにしております。
    公認翻訳専門職資格者による戸籍謄本の認証翻訳