翻訳証明書とは、書類の翻訳を外国の公的機関などに提出する場合に要求される翻訳事務所や会社のレターヘッドに印刷されたカバーレターで、英訳の内容が日本語原文に忠実に翻訳されたことを証明するものです。公式な翻訳証明書の形式は2種類に大別されます。ひとつは、国際翻訳家連盟( Federation of International Translators略称FIT)の正会員で認定プログラムを確立した翻訳者・通訳者の団体に所属する公文書の翻訳に於ける資格あるプロの翻訳者が翻訳した書類を翻訳した当事者の会員番号と直筆署名を付すかたちで認証する「公式翻訳証明書」(Certificate of Translation)と申請者が認証する「翻訳に関する申請者宣誓文」(Declaration)があります。Declarationは、貿易関連書類の翻訳などで一般的に使われるかたちの一つです。宣誓文を作成するときの注意点として、例えば、会社の申請者が英訳した場合、会社のレターヘッドの左上の位置に日付、中央にタイトルとして太字の[DECLARATION]をタイプします。本文には、申請者の氏名、役職名、会社名、添付書類名を必ず含めなければなりません。右下の位置に署名欄を入れます。Certificate of Translation は、ビザ申請や免許の登録、国際資格の受験申請、相続などで[Official Certified Translation]を要求されるケースに当てはまります。この場合は、提出先の国や公的機関が要求する内容に沿ったかたちにします。要求事項には翻訳資格、公証、添付書類の認証、認証コピー及び翻訳書類サイズの指定や認定翻訳者経由で翻訳書類を厳封して直接受理機関へ提出するように指示されることもあります。カナダ永住権申請のための「戸籍謄本」及び「改製原戸籍謄本」の翻訳証明につきましては、Certified translator(公認翻訳者)による認証翻訳であることが求められています。この場合は、カナダ政府のホームページの公認翻訳者リストから翻訳者を選定し、翻訳を依頼するのが最善です。各国の要求事項には翻訳資格、公証、添付書類の認証、認証コピー及び書類サイズなども指定されるケースがありますので、要注意です。該当する大使館の翻訳事務所リストや翻訳書類の提出先国の翻訳者協会の登録翻訳者リストから翻訳言語に対応する翻訳者をチェックすることは、翻訳者を選定する上での重要なポイントの一つです。要求事項に精通した経験豊かなプロの翻訳者であれば、一部の国・地域を除き、問題なく受理されます。(例:オーストラリアでは、プロの翻訳者の中でもとりわけ、「NAATI翻訳資格者」が指定されることがあります。但し、移民ビザ申請のための戸籍謄本、住民票、出生届・出生証明書などの公文書翻訳は「NAATI翻訳資格者」でなくてもプロの翻訳者であれば受理されます。)
国名 |
目的 |
要求事項 |
カナダ |
パスポート
ビザ
MCC PCRC |
An acceptable translation is defined as a translation produced by a certified translator whose certification can be confirmed by verifying the translator's stamp or membership number with a professional translation association. |
アメリカ |
ECFMG |
Any document submitted to ECFMG that is not in English must be accompanied by an English translation, prepared by and certified to be correct by a government official (for example, a Consular Officer), medical school official (for example, a Dean or Registrar), or a professional translation service. |
アメリカ |
ビザ |
All documents not in English must be accompanied by certified English translations. Translations must be certified by a competent translator. |
ニュージーランド |
ビザ |
プロの翻訳者による英文翻訳 |
オーストラリア |
ビザ |
Documents in languages other than English should be accompanied by an English translation. The English translations must be
official certified translations
from a National Accreditation Authority for Translators and Interpreters (NAATI) accredited translator. Translations provided by non-accredited translators outside Australia should be endorsed by the translator with their full name, address, telephone number, and details of their qualifications and experience in the language being translated |
フィンランド |
住民登録
ビザ |
翻訳事務所による翻訳 |
シンガポール |
ビザ |
プロの翻訳者による英文翻訳 |
フィリピン |
ビザ |
プロの翻訳者による英文翻訳 |
戸籍謄本の英訳を依頼する翻訳会社の選定基準

グローバル化が進展する昨今、戸籍謄本の翻訳依頼件数も増加の傾向にあります。移民ビザ申請、国籍取得、就労、国際結婚、離婚、相続手続きなどで戸籍謄本の認証翻訳は公的な証明書となるケースが多くあります。では、これらの重要な証明書を入手する為、どこの戸籍謄本の翻訳会社に頼んだらよいでしょうか?戸籍謄本の翻訳会社や翻訳事務所を選定する上での重要なポイントは何ですか?アプリによる機械翻訳で本当に大丈夫でしょうか? 残念ながら日本国内の翻訳業界では、本物のプロの翻訳者を育てる環境やシステムを見いだすことは極めて難しい状況にあります。従って確かな技術と経験に裏打ちされた高品質な翻訳書類を提供し、公証取得の要求に適切な対応ができる翻訳会社を探すのは、至難の業と言えるかもしれません。 公文書の翻訳処理では、翻訳対象書類として戸籍謄本に加え、不動産関連書類や宣誓供述書なども含まれますが、目的、提出先国によって、どんなスタイルや用語、表現を使うべきかを決定します。 翻訳の際にはテンプレートに注釈を加えたり、分りやすく書き換えるなどの手間を掛けることもあります。同じ用語の定訳がケースによって異なる場合など、専門知識が求められる場合も少なくありません。 実際、提出先国がアメリカかイギリスかによって定訳が異なります。例えば“1階”はアメリカでは"first floor"、イギリスでは"ground floor"となります。 大使館の翻訳会社・翻訳事務所リストや公認翻訳者の認定プログラムを確立した翻訳者協会のリストから翻訳言語に対応する翻訳者や翻訳会社をチェックすることは、最適な翻訳会社を選定する上での重要なポイントの一つと言えます。 リーガルトランスレーション栄古堂は、信頼できるパートナーとして、移民ビザ申請、国籍取得、就労、国際結婚、離婚、相続などの手続きを問題なく進めるための有効な証明書となる正確で分りやすく高品質な戸籍謄本、その他証明書の認証翻訳を常にご提供致しております。また、改製原戸籍謄本、除籍謄本、戸籍抄本、戸籍の附票および戸籍の各記載事項(出生、婚姻、氏変更、更正、認知、除籍、転籍、親権、養子、国籍留保、国籍取得、国籍変更、国籍選択など)の公式翻訳テンプレートを構築しました。戸籍謄本の英訳と公証は、各種証明書、公文書のリーガル公認翻訳の分野で豊富な経験と実績のあるリーガルトランスレーション栄古堂【ATA & NAATI Translators】にぜひ、おまかせ下さい。
基本情報
■会社名: |
リーガルトランスレーション栄古堂 |
■所在地: |
〒252-0816 神奈川県藤沢市遠藤746-24 |
■連絡先: |
Tel: 0466-86-5901/Fax: 0466-86-5902
Mobile(docomo phone): 080-5405-0411
Email: kato@legal-translation.jp |
■代表者: |
加藤 正志 |
■設立: |
2002年 |
■主なクライアント: |
株式会社JTBビジネストラベルソリューションズ / 国際資格の専門校アビタスのお客様 |
■所属: |
アメリカ翻訳者協会 The American Translators Association
Membership Status: Voting
ATA Corresponding Member (ATA 通信メンバー)
Division: Translation Company Division (TCD) |
■協力翻訳者: |
ATA認定翻訳者(日本語、英語) NAATI認定翻訳者(日本語、英語、アラビア語、ポルトガル語、スペイン語)
日本翻訳者協会所属翻訳者(日本語、英語)
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■取引銀行: |
振込先銀行口座:横浜銀行 湘南ライフタウン支店 普通1382403
口座名義:エイコドウ カトウマサシ
振込先銀行口座:ゆうちょ銀行 記号10900 番号 2766861
口座名義:カトウ マサシ
他金融機関からの振込の受取口座:店名 ○九八(ゼロキユウハチ) 店番 (098) 普通0276686
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営業時間
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09:00〜17:30 |
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土日/祝日は休業日です。臨時休業日は、カレンダーをご参照下さい。
休業日は、日付を赤色で表示しています。
notice board
- 2019年5月3日
- このサイトへの4月のアクセス件数
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- 2016年9月30日
- アメリカB1/B2、B1またはB2ビザをお持ちの中国国籍の方に対し、2016年11月29日より渡米前に電子ビザ更新システム(EVUS)への登録が必要となりました。
- 2016年9月27日
- 2016年11月1日またはそれ以降のアメリカビザ申請において、眼鏡を着用した写真は受理されなくなりました。
- 2016年8月3日
- アメリカのブランケットLビザ請願書フォームI-129Sが改訂されました。改訂版のフォームはUSCISのサイトよりダウンロードできます。
- 2016年3月15日
- カナダに空路にて渡航する際に電子渡航認証 (eTA)が必要となりました。
- 2010年3月1日
- 法律改正により、フィンランドの住民登録所に提出する結婚、出生、住民登録などの届出に必要な公文書(戸籍謄本)は、公文書原本にApostilleを付与したものと、別に翻訳認証(公証人役場+法務局)された翻訳文にApostilleを付与したものの2種必要になりました。
- 2007年7月19日
- 週刊文春に「グローバリゼーションの担い手翻訳業」が掲載されました。
※ご注意: オーストラリアのNAATIと当サイトとは関係ありません。
NOTE: This site is not associated with the National Accreditation Authority for Translators and Interpreters in Australia.
当サイトに掲載されているビザ情報は予告なしに変更されることがあります。
ATAは1959年に創立された全米最大のプロの翻訳者/通訳者の団体で、正式名称は、THE AMERICAN TRANSLATORS ASSOCIATIONです。
The National Accreditation Authority for Translators and Interpreters (NAATI) は、1977年に設立されたオーストラリア政府公認の翻訳者・通訳者のための国家認定機関の名称です。